Xen

はっきり言って、まだまだのプロダクトだ。普通の人が使えるようにはなっていない。
世間の評価によると、SUSE Linux Enterprise Server 10 (SP1) を使うのが吉っぽい。つまり、特定の環境以外ではまだ非常に厳しいということだ。幸い、私はSuSEは好きだ。で、入れてみた。
入れたのは、Vista Ultimate, XP SP2, Windows Server 2008 June CPT (Std Ed.), あと、SLES 10SP1 を full virtualise と para virtualise で。
まず、仕様が書いてあるようなちゃんとした日本語のマニュアルがない。随所に分らないところがでてくる。たとえば、VMのconfig ファイルはいつ読み込まれるのか?

  • VMをつくる時のみ
  • xendが起動されるたび
  • VMが起動されるたび

不明。あと、ISOフォーマットのCD/DVD-ROMをマシンを起動中に交換する(isoを挿げ替えて、CDを入れ替える)方法。block-detach と block-attach を使うのだが、はずすのはなんとかできても新しいものを入れることができない。
さらに、Vistaと2008では、デフォルトの仮想NICのRT8139が、標準のドライバで動作しない。これは、2003 Serverからもってくる。netrtsnt.inf と rtl8139.sys を 〜.in_ から extract したり、SP2.CABから取り出したり、大変なのだ。